ゴルフの知識

【ゴルフ場集客】ネット経由の来場者数を伸ばす集客方法

ゴルフ場集客の基礎をお伝えします。集客に苦戦しているゴルフ場は数多あり集客の基本を知らずに意味のない施策を打ち出し、余計な経費を使ってしまっている例もたくさんあります。出費を最小限に抑え、ゴルフ場の来場人数を伸ばしていくにはどのような策あるのでしょうか?

インターネットの活用が不可欠

さて、今の時代で集客人数を伸ばすことを考えた場合、インターネットの力を無視することはできません。ゴルフ場の来場者数を増やしていくことを考えた場合も例外なく、インターネットをうまく活用していく必要があります。

参考:
ゴルフ場市場の推移

ゴルフ場にとってインターネット集客でもっとも身近にあるのがGDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)楽天GORAなどの集客代行サービスです。集客代行サービスをうまく活用するのも1つですし、ゴルフ場の公式HP経由の予約も無視することができません。

どこの領域を伸ばすか決める

ゴルフ場の集客は以下の3つに分類することができます。以下の3つの予約のうち自分のゴルフ場は、どの領域が強くて、どの領域が弱いのか分析する必要があります。分析を踏まえた上でどの領域を強化して来場者数を向上させていくのか優先順位を決めていく必要があります。

  • ゴルフ場に直接電話を入れて予約するゴルファー(以下、電話予約)
  • ゴルフ場の公式ホームページから予約するゴルファー(以下、自社WEB予約)
  • GDOや楽天GORAなどのゴルフ場予約サービス経由のゴルファー(以下、WEB予約)

参考:
来場者数を増加させる集客方法

1番伸びる可能性が大きいWEB予約

電話予約、自社WEB予約、WEB予約のどれを強化していこうか悩んだ時、今後の市場の流れからいってもWEB予約を活用していくべきです。ゴルフ場視点から考えると手数料がない電話予約や自社WEB予約を増やしていきたいというのはわかります。しかし電話予約は年齢別に見ると年配の方の利用比率が圧倒的に高く、今後は縮小していくことは間違いありません。

では自社WEB予約を増やしたいという考えに至りますが、自社WEB予約を増やすには自社WEBへの会員登録が必要になります。GDOや楽天GORAでは1回の会員登録で日本全国のゴルフ場が予約できるようになるのに対し、自社WEBへ会員登録してもその1コースしか予約できるようにならないため、ゴルファーからするとメリットが少ないのので自社WEBの利用促進を本気で考えるのであれば、それなりのお金と時間の投資が必要となります。

それに対しGDOや楽天GORAをはじめとするWEB予約は、とても大きな市場を保有しています。いままでより少し気合いを入れて利用して見るだけで来場者数を月間100名、年間で1000名増やすというのはとても簡単な話です。

WEB予約は適切な利用が鍵

WEB予約を活用し今よりも月間100名、200名来場者数を増やすのはとても簡単な話です。ですがWEB予約は送客手数料や広告投資など、基本ん的に費用が発生するので過度に依存するのはオススメしません。各ポータルサイトの営業の中には自分たちの売り上げノルマを達成するためにプレー代を下げさせたり、効果のない広告を売りつけてくる場合があります。営業の言いなりにならないためにも適切な知識を持ってポータルサイトを活用し予約を獲得することが重要になります。

費用を抑えて売り上げを最大化するWEB予約の活用法、短期的ではなく長期的な集客効果をもたらす施策をうつ方法の基本を紹介します。

来場者数を増やすサイクルを回す

WEB予約を増やしていくに当たっての基本を解説します。このWEB予約を活用して来場者数を伸ばす方法はゴルフ場だけでなく、ホテルやレストランでも同じことが言えるのでそれぞれの業態に合わせて活用してみてください。

① 予約できる状態を整える

予約できる状態を整えるには、契約・プラン・在庫の3つの要素が必要になります。

各ポータルサイトと契約する

まずはお客さん(ゴルファー)がポータルサイト上で自分のゴルフ場を予約できるようにする必要があります。GDO楽天GORAと契約を結んでないのであれば、まずは契約を交わしてゴルファーが予約をできる状態にする必要があります。日本国内のほとんどのゴルフ場では、各ポータルサイトとの契約が済んでいる状態だと思います。

プランを揃える

契約が済んだら、プランを揃える必要があります。1ラウンド、ハーフ、早朝スルー、コンペプラン、宿泊プランなどゴルファーが求めるプランをカレンダーに掲載する必要があります。洋服屋さんで例えると、ターゲットとなるお客さんのニーズに合わせて洋服の種類を取り揃えるのがこの段階です。

在庫(スタート枠)を揃える

ゴルフ場がネット集客を活用していく上で忘れがちなところがこの、在庫(スタート枠)を充実させるということです。魅力的なプランが取り揃えてあっても、予約できるスタート枠がなければお客さんは予約することができません。洋服屋さんで言えば商品の種類はたくさんあってもそれぞれの在庫がなく売ることができない状態と同じです。

多くのゴルフ場で多いのが1日10枠程度しかWEB予約が取れなくなっているケースです。お客さんからすると予約する際に、希望の時間帯で予約が取れない、混んでいそうな印象を与えてしまうなどマイナスな面が強くなってしまします。せっかくお客さんが予約する(購買行動を起こす)手前まで来たのに、スタート枠の提供が少ないと機会損失になってしまいます。

18ホールのゴルフ場で月間約1500枠のスタート枠があった場合、このスタート枠をどれだけポータルサイトに提供するかが重要になります。WEB予約を積極的に活用していく場合は、18ホールのゴルフ場であれば月間800枠以上をポータルサイトに連携させることを目安としましょう。

② 閲覧数(PV)を上げる

予約できる状態を整えることができたら、自分のゴルフ場のカレンダーをお客さんにみてもらう必要があります。どれだけコースが良くて、接客が良くて、レストランが美味しかったとしても検索に引っかからずカレンダーページが閲覧されなければ、お客さんが予約の予約が入ってくることはありません。

WEB予約を活用して来場者数を向上させたければ、閲覧数(PV)を増加させることは必須条件です。

ゴルフ場予約のポータルサイトでは都道府県単位で検索されるので、自分のゴルフ場が属する都道府県で閲覧数は何番目なのか?都道府県の平均値と比べてどれぐらい差があるのか確認しましょう。閲覧数の数値に関しては各ポータルサイトの担当営業に聞いてみましょう。

自分のゴルフ場の閲覧数が近隣のゴルフ場と比べて低かった場合は閲覧数を上げる必要があります。
閲覧数を上げる方法は大きく2つです。

1つ目は、広告投資。サイト上にバナー広告を掲載したり、メールマガジンを配信したりすればPV数を増やすことは可能です。ですがむやみに広告を出しても閲覧数は上がらないので、閲覧数を上げる効果がある広告商材を選択しましょう。また広告を出すには当然費用がかかります。費用対効果がきっちり取れる商品なのかはしっかりと吟味する必要があります。

2つ目は、マーケットのニーズにゴルフ場のプラン内容やプレー代を合わせていく方法です。普段が食事別のプランの場合、金額を据え置いたまま昼食付きプランに変更するだけで検索にヒットする可能性は増えます。2サム保証や、2サム割増においても同じことが言えます。もしくは、ゴルフ場のプレー代を引き下げるというのも1つの手です。値段は大きな魅力です。値段を下げることによってカレンダーの閲覧数を増やすこともできます。

③ 成約率(CVR)を高める

予約カレンダーの閲覧数(PV)に対しどの程度の割合で予約されるかという成約率のことをコンバージョンレート(CVR)と言います。ゴルフ場予約の場合のCVRの平均値は3%前後と言われています。100PVあって、3件予約が入るという具合です。このCVRも各ポータルサイトの担当者に聞けば教えてくれますが、このCVRが属する都道府県の平均値よりもかけ離れている場合は、せっかくお客さんが予約しようとカレンダーをみに来ているのに取り逃がしているということなので、取り逃がしている原因を探る必要があります。

原因を特定し、それぞれにあった施策を打ち出していくことが重要です。

また、来場者数を伸ばしていく上で、上記の①から③の順番が非常に重要です。②のPV数が少ないのに、PVを上げることをすっ飛ばして③の成約率をあげようとしても来場人数を増やすことはできません。

予約できる環境を整える⇨見てもらう⇨選んでもらうの順番を押さえておくことがWEB予約を活用する上では重要になるので覚えておきましょう。

参考:
【ネット集客の基礎】ゴルフ場の集客人数を増加させるポイント2つ!

1番の課題は従業員のモチベーション

さて、上記の通りにゴルフ場の課題を解決していけばWEB予約を通して来場者数を増やすことは間違いなくできます。そしてWEB予約を活用すれば年間来場者数を1,000名増やすなんてことも簡単です。

来場者数を増やすことは簡単なんですが、1つ障壁となるものがあります。それはゴルフ場で働く従業員です。WEB予約を通して来場者数を増やした場合、影響を1番に受けるのは現場で働く従業員です。ゴルフ場のオーナーや支配人は来場者数を増やそうと努力しますが、従業員の方々からすると給与も上がらず忙しくなるだけなので迷惑な話です。

トップダウンでゴルフ場の経営層だけが突っ走って来場者数を増やしても現場のモチベーションを高めることができていなければサービスは低下し評判が悪くなってしまします。ゴルフ場の来場者数を増やそうとすると外向けの営業行為に目がいきがちですが、一番重要なのはそのゴルフ場で働く従業員のモチベーションを高めていくことです。

ゴルフ場の集客に関する相談は以下の問い合わせよりご連絡お待ちしております。

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