ゴルフの知識

【仕事としてのゴルフ】2018年以降のゴルフ市場はどうなる?

好きなゴルフを仕事にしたい!しかしゴルフ業界というと不景気な話題が度々話題に上がります。そんな業界に転職してもいいんだろうか?もちろん迷いますね。ビジネス視点から見るゴルフ市場は、実は1兆円を超える超巨大市場です。

1 ゴルフ業界は1兆円市場

ゴルフ市場というと不景気な話題ばかりが先行しますが、実は自動車、医療と並ぶ1兆円市場です。ゴルフの市場規模はスポーツの中では圧倒的ナンバー1ということを知っていましたか?
市場規模はナンバー1ですが、近年縮小傾向が強まっています。いったいどの程度縮小していて現在の市場規模はどれぐらいなのか見ていきましょう。ゴルフの市場規模について解説していきます。

1−1 ゴルフ人口

1994年:1200万人 ⇨  2016年:550万人
2016年のゴルフ人口が550万人(2015年は770万人)という数字はゴルフ業界に動揺が走りました。ここまで一気にゴルフ人口が減るのかと。ゴルフは高齢者の割合が高いスポーツです。後期高齢者となってゴルフ離れする人の数が増えていくと今後もこのゴルフ人口現象は続いていくと思われます。

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【ゴルフ人口減少】日本の人口問題からみるゴルフ業界の行方

1−2 ゴルフ場数

2000年:2400コース ⇨  2017年:2195コース
ピーク時には狭い国土の中に2400コースありました。この2400コースという数字はアメリカに次ぐ世界2位のゴルフ場保有数でした。ピーク時からゴルフ場数が1割ほど減ったとはいえ、今だにアメリカ、カナダにつく世界3位のゴルフ場保有国です。

ゴルフ場の数は今後も減っていくと予想されています。北海道や東北などのゴルフ場は営業期間が短く利益が出しづらいため倒産に追い込まれるゴルフ場が相次いでいます。さらに北関東ではバブル期にゴルフ場を過剰に建設したことによって日本国内ではゴルフ人口に対しゴルフ場数が供給過剰の状態です。ゴルフ場が倒産して閉鎖する以外にも、経営状態が芳しくないゴルフ場では中国系や、韓国系の資本に買収されているのが現状です。

1−3 ゴルフ場市場

1992年:1兆9610億円 ⇨  2013年:9010億円
ゴルフ市場もピーク時の約半分の市場規模となっています。ゴルフ人口の減少に加えてゴルフ場のプレー単価の下落が用意として挙げられます。バブル期のゴルフ場は“断るのが仕事”と言われるぐらい連日満員で平日でも2万円、土日になると4万円超えも当たり前でした。しかし現在は土日でも1万円を切ってプレーできるゴルフ場もあります。ただ、近年のゴルフ場のプレー代の推移を見ているとプレー代の下落も止まったという印象です。東海地方などお景気のいい一部エリアでは単価が増加傾向に転じているゴルフ場もあるようです。

1−4 ゴルフ練習場市場

1993年:3140億円 ⇨  2013年:1290億円
練習場の市場規模も約半に縮小しています。ゴルフ人口の減少が進めば練習場にいく人が減るのは当然です。練習場でも設備投資ができるて人気の練習場と、設備投資ができず低価格路線にシフトしていく練習場とで二極化が進んでいます。

1−5 ゴルフ用品市場

1991年:6260億円 ⇨ 2013年:3400億円
ゴルフ用品市場も近年縮小傾向です。年間ゴルフ用品に支出する費用の割合を見て見るとこれも70歳以上の高齢者の割合が高くなっています。

ただ嬉しい傾向もあります。ここ最近の調査で20代の若者のゴルフ用品への支出(特に女性)が増加傾向にあります。ゴルフというと以前はダサい、おじさんぽいというイメージがありましたが、最近ではインスタ映えなどゴルフが写真映えすることが注目され若い世代でゴルフを始めてみようという流れが強まっているようです。

出典:ゴルフ特信より

ゴルフ業界は各分野が、ピーク時の規模から約半分になっている状態です。ただ、半分になったと言っても各数字を合計して見ると、1兆円を優に超える巨大市場です。(市場規模が半分になっても1兆円市場というのは驚異的です。)今後も全体的な減少傾向は続くと思われますが、まだまだ潜在的なゴルファーが日本国内にはたくさんいると言われているので、その潜在ゴルファーにアタックすることができればゴルフ業界にはまだまだビジネスチャンスがたくさんあるはずです。

2 2018年以降の見通し

ゴルフは1兆円規模の巨大市場ということはわかったかと思いますが、今後の展望はどのような見通しでしょうか?

お察しの通り残念ながら、市場は今後も縮小傾向となる見込みです。またこれは日本国内だけでなくアメリカなどのゴルフ先進国でもゴルフ離れが深刻化しており世界的に市場が縮小傾向にあります。とは言っても元々の規模が大きい分市場が減少しても大きく魅力的な市場であることは確かです。ただ、ゴルフ業界内でも明暗がはっきりしそうな予感です。

2−1 比較的見通しが明るい分野

ゴルフ業界の中でも比較的明るい兆しがある業種は、ネット予約事業、ネットショップといったWEB関連事業は好調に推移していく模様です。
またゴルフ場の中でも首都圏に近いゴルフ場については比較的安泰かつネット予約に頼らずとも経営していけるような状態になると思われます。

ここへ来てゴルフのアパレル分野が好調に推移しています。若者のゴルフ参入が増えたことでおしゃれなゴルフウェアを着て写真を撮りたいというニーズが高まり、パーリゲイツをはじめとするゴルフアパレルブランドに注目が集まっています。

2−2 見通しが暗い分野

見通しが特に暗い分野はやはりゴルフ場です。ゴルフ場は供給過多の状態にあるため、今後も閉鎖に追い込まれるゴルフ場が増えていくでしょう。ゴルフ人口に対する需要と、ゴルフ場数の供給がマッチするまで生き残れるかが各ゴルフ場の課題です。
もう1つ見通しが暗い分野としてゴルフギアメーカーが挙げられます。アイアンやドライバーは1本あたりの単価こそ高いものの購入サイクルが長いのが難点です。現在、ゴルフ用品の売上の多くを占める高齢者のゴルフ離れが始まるとギアメーカーは売上減少が免れないでしょう。

3 打開策はあるのか?

ゴルフ市場は減少傾向にありますが、その打開策はあるのでしょうか。
近年、女性ゴルファーの活性化、スナッグゴルフの普及など様々なところで取り組まれていますが、抜本的にゴルフ人口を増やすきっかけを作れていないのが現状です。車離れが進む現代では、車離れ=ゴルフ離れとなってしまいます。まずはゴルフにいきやすい環境を整備する。またはわざわざゴルフ場に行かなくてもゴルフができるようにするかの2択だと思います。

3−1 ゴルフに行きやすい環境整備

これはゴルフ場側の受け入れ態勢です。関東の人はゴルフ場まで高速道路を使って1、2時間もかけて移動するのが当たり前となっています。そのためゴルフをやりたいけど車がないからいけない人。高齢者になって長距離運転が負担な人など。ゴルフ場に行きたいけど行けない人は大勢います。ですが電車で行けたらどうでしょうか。電車でゴルフ場の最寄りの駅まで行き、駅からゴルフ場まではゴルフ場のクラブバスか、その地域のゴルフ場でお金を出し合って運行する共通クラブバスなどがあれば車離れ=ゴルフ離れという構図を崩すことができます。ゴルフ場までの移動手段は現代人にとっておおきな課題です。

ゴルフ場に行かなくてもゴルフができる

もう1つは移動手段がないのであれば、ゴルフ場に行かずに家の近くでゴルフをやってしまうということです。よくゴルフバーなどにあるゴルフシュミレーターをもっと気軽に使ってもらえるように普及させることがゴルフの普及にも繋がるはずです。韓国ではシュミレーションゴルフのプロツアーがあるほどの人気ぶりです。移動手段がゴルフが普及しない要因となっているのであれば、移動を不要にしシュミレーションゴルフが普及すればゴルフがより身近なスポーツとして親しまれるようになるのではないでしょうか?

4 まとめ

ゴルフは一見市場が縮小傾向にみえます。ですがゴルフ業界がもつポテンシャル、明確な打開策が打ち出されていたないいまのゴルフ業界はチャンスだらけと言っても過言ではありません。ゴルフに携わるだれかが新しいトレンドを生み出すことができれば、ゴルフ業界が一変する可能性を秘めています。

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