ゴルフコンペでチーム戦や良さげな特別ルールはないだろうか?参加者全員に喜んでもらいたい幹事さんの悩みの種です。いくら新ペリア方式を採用しても、ゴルフを楽しめない初心者、順位に不満が残る上級者。初心者から上級者まで満遍なく楽しめるゴルフコンペのルールを紹介します。
面白いゴルフコンペとは
面白いゴルフコンペとは一体どんなものでしょうか?
ニアピン、ドラコン、新ペリア集計があれば本当に面白いゴルフコンペでしょうか?
従来までのゴルフコンペは上記に書いてあるようなありきたりなルールでゴルフ好きの人だけが楽しめればいい状況でした。しかしゴルフがカジュアル化したことで上級者と初心者が一緒にゴルフをする機会が増えてきています。ましてや女性が一緒にいるコンペでは同じルールの元コンペを楽しむのはほぼ不可能です。
ルールを初心者向けに寄せ過ぎてもゴルフ上級者から不満の声が出ることが容易に想像がつきます。初心者から上級者まで満遍なく楽しんでもらえるコンペの競技方法やルールはないのだろうか?という相談を度々受けるので私が実践して、評判だったゴルフコンペの競技方法、特別ルールを紹介します。
チーム戦で楽しめるビンゴゴルフ
ビンゴゴルフは知らない人がほとんどだと思いますが、ルールはとても簡単でシンプルです。ラウンド中にビンゴカードに書いてあることを実践していき、ビンゴカードに穴を開けてビンゴを獲得していきましょう。
ビンゴ用紙に書いてある内容は、バンカー、3パット、OB、バーディー、池ポチャ、100切り達成・・・etc
上級者だけの力でも、初心者だけの力でも多くのビンゴを獲得することは難しいので、同組のメンバー全員で協力していく必要があります。
ビンゴゴルフのメリット
- 初心者も楽しみやすく、ビンゴが開けば同伴者に喜んでもらえる
- バーディーやワンオンなど上級者も真剣にプレーできる
- ビンゴカードをアレンジして自分たちのゴルフコンペようにアレンジできる
ビンゴゴルフのデメリット
- ビンゴカードの準備が意外と大変
- ビンゴ達成を狙って上級者があえてミスをする場面が出る可能性
- スコアを気にしなくなってしまう可能性
チームでアンダーが狙えるスクランブルゴルフ
スクランブルゴルフとは4人1組でチームとなり4人で協力しあいスコアを作っていくプレースタイルです。(2名で行なっていく場合もあります。) 簡単に1ホールの流れを説明すると、
- 全員がティーショットを打っていきます。(女性はレディースティから)
- 4人が打ったボールを探しにいき、2打目を打っていきたいボール(ベストボール)を選択します。その場所をティーやフォークなどでマークしましょう。
- マークした場所から4人で順番に打っていきましょう。
- ⑵と⑶を繰り返しカップインしてホールアウト
4人の力をあわせると、かなりの高確率でフェアウェイやライのいい場所から打ってたり、4人のうち誰か1人がナイスショットをしてくれるので、ビックスコアを狙えることができます。実際に僕も会社の仲間と5回ほどスクランブル方式でラウンドしていますが、パープレーや、アンダーで回ることもあります。
チームごとに作戦の立て方も様々で、ティーショットの場合、先の順番の人がフェアウェイのいい場所にボールを打つことができたら、安全な場所から2打目が打てることは確定します。すると残りの人はOBなどを気にせず、とにかくフルスイング。通常のラウンドではありえませんが、遠くへ飛ばすことに専念します。たまたまいい方向へ飛んで、先の人打ってくれていたボールよりもいい場所にあればそちらを採用することができます。同じことがロングホールのセカンドショットにも言えます。先に打つ人は刻んで最低限の安全を確保。安全を確保できたら、たとえ谷越えであろうと、林越えであろうと以降に打つ人は一か八かで2オンを狙っていく。
そうやってチームで戦略を立て、協力していくとビックスコアが期待できるのがスクランブル方式です。スクランブル方式では特に打つ順番、刻むのか大きく狙うのか1打ごとにそれぞれの役割が変わるので、都度チームで話し合い攻略法を決めていくところが最大の魅力です。
スクランブルゴルフのメリット
- 初心者も活躍できる
4人でプレーする場合には『ティーショットを1人3ホールは必ず採用する』というルールが設けておきます。そうするとチームの上手い人に任せっぱなしということができません。 いい場所に残っていた初心者のボールを採用する機会もたくさんあります。 - 女性が頼りにされる
通常のレギュラーティーよりも前に設置されているレディースティ。そこから女性がティーショットで100ヤードでも飛ばしてくれれば、男性のティーショットの200ヤードから300ヤードに相当するようなホールもあります!男性陣にとっては自分の飛距離ではあり得ないほど前(グリーンに近い地点)からセカンドショットを打っていけるので、ロングホールで2オンが狙えるようになるなど、好スコアが期待できます。スクランブル方式で好スコアを出すには、女性がチームの命運を握っていると言っても過言ではありません。 - チームスコアで競うため一体感が生まれる
スクランブル方式で何と言っても面白いのが、チームでワイワイ盛り上がりながらラウンドできるという点です! チームメンバーで協力してラウンドしていくので、チームの危機を誰かが助ければハイタッチなどが自然に生まれます。反対に全員ミスるとチームのテンションダウン(笑)。
スクランブルゴルフのデメリット
- スイングフォームを崩しやすい
スクランブルゴルフをやるたびにフォームを崩します(笑)。誰かのボールが安全地帯にあれば後から打つ人はそれよりも前へ飛ばすためにフルスイングで飛距離を狙っていきます。スクランブルゴルフでは大胆な攻め方もしていくことが多いのでボールをもよく無くなります。 - 少し不完全燃焼感がある
スクランブルゴルフをやっていると少し不完全燃焼な気持ちになります。おそらくスクランブルゴルフではほとんどのショットが良いライから打つことができるので、ほとんどがフルスイングできるような状態ですし、普段のラウンドよりも1打1打の重みが小さくなってしまうのでラウンド後に物足りなさが残ります。
スクランブルゴルフをゴルフコンペで実施する場合には事前にゴルフ場へ相談しておく必要があります(稀にスクランブルゴルフを断られることもあります。)。GDOや楽天GORAで予約した後でもゴルフ場へ電話しコンペ中にスクランブルゴルフを実施したい旨を伝えましょう。
リプレース特別ルール
なんだかんだ僕が一番楽しいんではないかと思っているルールです。参加者の平均スコアごとにリプレースルールを設けてあげるだけで、特に特別なことはせず、初心者から上級者まで思い通りゴルフをすることができます。
例えば、
平均スコア120以上・・・ハーフで何回でも真横にリプレースできる
平均スコア119〜100・・・ハーフで5回まで真横にリプレースできる
平均スコア99〜90・・・ハーフで3回まで真横にリプレースできる
平均スコア89以下・・・リプレースなし
上記のように平均スコアごとにリプレースできる回数を決めておきます。平均スコアが120以上の方であれば、バンカーに入ろうと深いラフに入ろうと真横のフェアウェイにリプレースして打つことができます。初心者の人にとっては何度打っても脱出できないバンカーや深いラフは苦行のほかありません。何度も打って周囲に『すいません。』と言わせるぐらいだったらあらかじめルールを設けて打ちやすいところから打たせてあげましょう!さらにこのリプレースルールを適用すればプレーファストも促進され進行具合も改善されます。(OBや池ぽちゃのペナルティーは打数に換算します。)
逆に上級者はバンカーや深いラフからグリーンオンしたり、綺麗に脱出することにゴルフの魅力を感じています。下手に上級者に初心者向けのルール(スクランブルゴルフなど)を当てはめると、つまらないという反発が出てしまう可能性もあるので、上級者は特別な配慮をせずそっとしておくというのがベストです(笑)。
リプレース特別ルールのメリット
- 参加者のスコアごとにルールを設定できる
- 上級者には純粋にゴルフを楽しんでもらうことができる
- 初心者は好スコアが期待できる
- プレーファストに繋がる
リプレース特別ルールのデメリット
- リプレースを使用した人はベストスコアを出してもベストスコアと言いづらい
まとめ
上記のように意外と知られていないゴルフコンペを楽しむルールや方法はたくさんあります。前半はスクランブルでチーム戦、後半はリプレース特別ルールで個人戦のようにすれば、コンペの幅が広がります。
色々なルールを組み合わせてオリジナルなコンペルールを作ってしまうのもお勧めです! ぜひ初心者から上級者までみんなが楽しめるゴルフコンペを開催できるように頑張っていください!
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