最近ゴルファーの間でアイアンのカルカタシャフトが流行しています。カルカタシャフトとは、軽くて硬いシャフトです。これまでの常識ではアイアンのシャフトは振り切れる範囲で重いものがいいとされていましたが、もはや過去の常識となりつつあります。
カルカタシャフトとは?
カルカタシャフトとは何でしょうか?
僕が今使っているダイナミックゴールドX100のシャフトを例えるならオモカタシャフトです(笑)。
カルカタシャフトとは軽くて硬いシャフトです。
アイアンのシャフトを選ぶ場合振り切れる範囲で重いシャフトを選択することが推奨されてきました。重いシャフトが推奨されていた理由として、手打ちにならずクラブの軌道が安定する、ラフから打つ時芝生の抵抗に負けないななどが挙げられていました。このようなメリットがある反面、重いシャフトを使うとラウンド中に疲労がたまり、スイングが乱れてしまうというデメリットもあります。
とくにツアープロは4日間連続でラウンドするのでその疲労の蓄積度合いはアマチュアとは比べ物になりません。僕も2日連続ラウンドだったりすると、2ラウンド目の後半はクラブが重く感じます。ゴルフは長時間安定したパフォーマンスを発揮する必要があるので、振り切れる範囲で重いシャフトではなく手打ちにならない範囲でできるだけ軽いシャフトを選ぶのが最近の主流となっています。
シャフトの選択肢が豊富になった!
基本的に上級者やフック系が持ち玉のゴルファーは硬いシャフトを好みます。これまでは硬いシャフトを好む人は必然的に重いシャフトを選ぶしか選択肢がありませんでした。ダイナミックゴールドS200(129 g)で柔らかい、ボールが捕まってしまうと感じたら、より硬いダイナミックゴールドX100(130 g)を選択するしかありません。
最近は、各シャフトメーカーの商品開発が進みアイアンシャフトのバリエーションが増え、軽くても硬いシャフトが販売されています。これまでs市販のアイアンを買う場合の選択肢はN.S.PROかイナミックゴールドS200ぐらいしか選択肢がありませんでしたが、ダイナミックゴールドやN.S.PRO以外にも、各メーカーから軽くて硬いシャフトが選べるようになりました。
カルカタシャフト紹介
逆に、これだけ種類があるとどれが自分に合っているのかわからないのが正直なところです。色んなバリエーションから自分に合ったシャフトを選びたいという方は、一度フィッティング工房にに行ってみるといいかもしれません!
プロにフィッティングしてもらうのが一番
男性の場合、市販のアイアンを買うときはN.S.PRO 950かダイナミックゴールドS200ぐらいしか選択肢がないので、非力な方はN.S.PRO 950、力に自身がある方はダイナミックゴールドS200というような位置付けになっています。
実際にアイアンのシャフトは数十種類あり、自分に合っていると思って使っている今のシャフトも専門家にフィッティングしてもらうと、実は全然あっていなかった!なんてことも珍しくありません。
その人にぴったり合うシャフトを見つけるにはスイングスピードの早い遅いだけでなく、スイングテンポや、アイアンヘッドとのバランスなど様々な要因を加味してシャフトを選択する必要があります。本当に自分のスイングに合ったシャフトを見つけるにはプロにフィッティングしてもらうのが1番でしょう。
市販で購入した場合も工房に持ち込もう!
僕らのようなアマチュアが市販のクラブを購入する場合、シャフトの振動数、重さ、ヘッドとのライ角、バランスなどが微妙にずれています。すでに市販で購入してしまったという場合でも、できれば工房に持ち込んで微調整をしてもらいたいのが本音です。
最近スコアがいまいち伸びない。球筋が安定しない。筋力が落ちてきてラウンド後半がスイングが崩れるようになってきたという方は一度道具を見直してみるいい機会かもしれません! もちろん道具のせいにするよりもまずは自分の実力をあげることが最優先でしが、自分にあった道具を使うとスコアも劇的に伸びる可能性があるのも事実です。