題名がヌードとなっていますが、決してエッチなゴルフではありません(笑)。オーストラリアでヌードゴルフが開催されたという面白いニュースがありました。ゴルフのプレースタイルや、マナー、ドレスコードについては様々な意見がありますが、ゴルフが誰でも楽しむことができるスポーツになることはいいことに間違い無いですね。
価値観の多様化を受け入れる重要性
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35123673.html
上記リンクのニュースの通り、オーストラリアにてヌーディストによるヌードゴルフが開催された模様です。東京オリンピックのゴルフ競技開催場所をめぐっては、会場となる霞ヶ関カンツリー倶楽部において女性がメンバーになれない(会員資格を取得することができない)ということで物議を醸しました。その後女性もメンバーになれるようになったみたいですが・・・。
日本のゴルフ業界においてもゴルフは敷居が高いという認識がまだまだ根強く、ゴルファーとはこうあるべきという昔の人が勝手に作ったゴルファー像によってマナーなドレスコードなどが重要視されています。これらの慣習がゴルフを始めてみたい人の参入障壁になっているのは間違いなく、ゴルフ業界が今後も栄えて行こうと(収益を上げていこう)と思うともっとゴルフ自体を解放しあらゆる価値観を受け入れて行くことが必要になりそうですね。
固定概念に縛られた日本のゴルフ場
ゴルフ場に行くときはジャケットを羽織って行き、前半9ホールと後半9ホールの間にはレストランで食事をとるというのが日本の通例となっていますが、これはゴルフ場が儲けるために作られた日本独自の常識です。海外のゴルフ場ではスループレーが一般的なのでハーフ終了後に昼食を食べることはありませんし、ラウンドもTシャツ短パンでOKです。
ゴルフの聖地セントアンドリュースでもTシャツ短パンに加え、愛犬を連れてラウンドしている方が多くいらっしゃいます。またゴルフ場の営業時間が終了すると、近所の子供達がゴルフ場の中へ入って遊んでいる光景も全英オープンのテレビ中継ではおなじみですね。ゴルフ場の成り立ちはカントリークラブなのでその地域の人たちの生活の一部となっている典型例ですね。
いまだに過去の常識に囚われた日本のゴルフ場では、女性、ジュニア、障がい者、外国人などの受け入れを拒むゴルフ場はたくさんあります。もちろん、メンバーシップを強固にしてメンバー主体で運営する様なゴルフ場があってもいいと思いますが、日本国内に約1,200コースあるゴルフ場のうちメンバー主体の運営で今後もやっていけるゴルフ場はいったいいくつあるでしょうか? ゴルフ業界の行く末を考えると、その他大勢のゴルフ場はビジター向けにゴルフ場を解放しあらゆる考えの人を受け入れて行く準備が必要です。
多様化すべきはプレースタイルから!?
ゴルフは18ホールプレーしなければならないという暗黙の了解もあります。ですが、ジャックニクラウス氏を筆頭にプロゴルファーでさえ、今の時代に1ラウンド18ホールは長すぎると問題提起しています。前後半6ホールずつの合計12ホールにすべき、カップのサイズをもっと大きくすべきなどの意見が出ています。ヨーロッパでは9ホールで競技を行うプロツアーもある様です。
初心者の方にとってはハーフで十分というニーズや、本当にこれからゴルフを始める人は試しに3ホールだけラウンドしてみたいというニーズもあるはずですが、ゴルフ場側が対応できていないのが現状です。
ヌードゴルフは極端な例かもしれませんが、各ゴルフ場が様々なプレースタイルを用意するだけでもゴルフを始めたいけど始められない人を後押しできる一歩になるのではないでしょうか。