ゴルフ上達

【寄せワンのコツ】グリーン周りのアプローチを極めてパーセーブ!

寄せワンという言葉を聞いたことありますか?ゴルフでスコアを安定させる鍵はこの『寄せワン』と言っても過言ではありません。グリーン周りのアプローチを極めて、ショットのミスをカバーしましょう!
グリーン周りの寄せワンでパーセーブができるコツを紹介します!

寄せワンとは?

まずは寄せワンの意味を知らない方のために、寄せワンについて説明します。
寄せワンとはグリーンにパーオンさせることができず、グリーン周りからのアプローチでピン側に寄せ、そこから1パットでパーを取るという意味で『寄せワン』と言われています。

スコアが安定している人には、この寄せワンを武器としている人が多くいます。アイアンショットの調子は日によって波があります。ショットが不調でなかなかパーオンできないような時でも寄せワンが得意だとアプローチとパターでパーセーブすることができます。

寄せワンは初心者にとっても重要な技術で、寄せワンが得意になると100切り、90切りがぐっと近づきます!

パーオン、ボギーオンとは?

パーオン・ボギーオンというのもゴルフ用語なので、簡単に説明しておきます。
パーオンとは、規定打数より2打少ない打数でグリーンオンしたことで、ボギーオンとは規定打数より1打少ない打数でグリーンオンしたことです。

【Par3(ショートホール)の場合】
1オン=パーオン
2オン=ボギーオン

【Par4(ミドルホール)の場合】
2オン=パーオン
3オン=ボギーオン

【Par5(ロングホール)の場合】
3オン=パーオン
4オン=ボギーオン

寄せワンに使う3種類のアプローチ

18ホールのラウンドで何回パーオンできるでしょうか?
よほどアイアンショットの調子がいい日でなければ、上手い人でも18ホール中半分ぐらいでしょうか?
安定して80台や70台でラウンドする人は総じて寄せワンが得意です。
※100切りを目標としている人は『寄せツー』でもOKです(ボギーオン、ツーパット)。

寄せワンで重要なことは、グリーン付近からのアプローチで、出来るだけピン側に寄せることです。できれば、OKをもらってパットをしないのが一番です(笑)

アプローチを全てサンドウェッジでやろうとする方がいますが、アプローチでピン側に寄せるために3種類のアプローチを習得しましょう。

  1. パターでアプローチ
  2. ピッチングウェッジか9番アイアンでピッチ&ラン
  3. サンドウェッジでふんわりアプローチ

アプローチの鉄則は、距離感の出しやすさを最優先に考えます。距離感はボールをふんわり上げるほど鈍るので、アプローチの方法を選択する場合も、①➡︎②➡︎③の順番で考えていきます。

障害物がない場所からはパターを選択

ボールがグリーンすぐ外のカラーか、フェアウェイあり、ボールとグリーンの間の芝が短い場合はパターを選択しましょう。パターはボールが宙に上がらない分、一番距離感が出しやすく、ピン側に寄せられる可能性が高いクラブです。
ただし、グリーンから10ヤード以上離れている場合や、ラフにボールがある場合などはパターを諦めましょう。

寄せワンの基本はピッチ&ラン

アプローチに迷ったらとりあえず、ピッチングウェッジか9番アイアンでピッチ&ランを使います。ボールがラフにあっても、傾斜地にあってもピンが極端に手前にある場合以外は全てピッチ&ランで対応することができます。

ピッチアンドランのメリットは大きく2つあります。

  1. 距離感が出しやすい
    サンドウェッチを使った時と比べボールが高く上がらないため、直線的に距離感を出しやすくピン側に寄る確率を高めることができます。
  2. ダフる心配がない
    サンドウェッジで短い距離を打つときにダフった経験はないでしょうか?それはソール(クラブの底)の幅が薄いことが原因です。ピッチングウェッジや9番アイアンはソールの幅が厚い分、ダフっても地面に刺さりづらいのでミスをカバーしてくれます。

寄せワンの基本はピッチ&ラン!
サンドウェッジを使うのはピッチ&ランが難しいときだけと覚えておきましょう。

最終手段のサンドウェッジ

寄せワンを決めにいくシーンでサンドウェッジを使ったアプローチが求められるシーンはかなり限定されます。グリーンに入ってすぐピンがある場合や、バンガーを超えてすぐにピンがある場合はボールが落下してから転がってしまうと、長いパットが残るのでサンドウェッジでボールを上げてピンを狙っていきましょう。

上記で紹介したように状況に合わせて、転がし、ピッチ&ラン、ロブを使い分けることになりますが、ほとんどのケースで使用するピッチ&ランというものをさらに詳しく解説していきます。

ピッチ&ランの法則

ピッチ&ランを使用する際に一番重要な考え方が、キャリー(ボールが飛ぶ距離):ラン(落下してから転がる距離)の比です。この目安を覚えておくことがベタピンに繋がります。

キャリー:ランの比は番手ごとにことなり、おおよその目安はいかの通りとなります。

  • ピッチングウェッジ➡︎1:1
  • 9番アイアン➡︎1:2
  • 8番アイアン➡︎1:3

PWで1:1と覚えて置き、番手上げるごとにロフトが立っている分ランが増えると覚えておきましょう。

仮にピンが、ボールから10ヤードの場所にあった場合、ピッチングウェッジのピッチ&ランで寄せる場合、5ヤードキャリーで飛ばし、残りの5ヤードを転がずイメージで寄せます。

ピッチ&ランで狙うのは落下地点のみ!

上記の通り、キャリーとランの法則を頭に入れておけば、ピンを狙うときに、どこに落とせばピンのところまで転がっていくか分かるはずです。ピッチングウェッジでピッチ&ランを行う場合は常にボールとピンの中間地点を狙えばボールはピン付近まで転がっていってくれます。

アプローチの時にピンを狙っている人がいますが、狙うのは落下地点ということを頭に入れておきましょう。ボールを打つ時は落下地点に向けてキャリーを出し、転がりはクラブの番手に任せるという形です。

ピッチ&ランの法則さえ掴めば、寄せワンのコツを掴んだも同然です。寄せワンのコツはいかにアプローチでピン側に寄せることができるかです。そのためにはピン側に寄せるアプローチの引き出しを増やすことと、アプローチの法則を理解しておくことが不可欠となります。

寄せワンの練習は練習場ではイメージが出づらいのが難しいところです。実際のラウンドか、ショートコースでの練習をお勧めします。実践の中で感覚を磨いていくようにしましょう。

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