ゴルフ場の各ホールには『ヤード杭』というものがあります。ヤード杭とはその場所からグリーンまでの距離を示すものです。ヤード杭の見方を誤ると大きなミスに繋がる可能性もあるので注意が必要です。ヤード杭の見方は大きく3種類!スコアメイクに繋げましょう。
ヤード杭の種類
まずはヤード杭の種類から説明します。皆さんゴルフ場に行くと必ず見ると思いますが、各ホールのティーグランドからグリーンまでの途中にヤード杭があります。数字で書いてあるものや、線で距離を示してあるものもあります。または50ヤードごとに植木が植えられている場合もあります。数字で書いてあるものは、その数字が残りの距離ですが、線で書いてあるものはいまいちわかりません。
ゴルフ場にあるヤード杭の種類は大きく4種類
- 数字 ⇨ 一番わかりやすい!
- 色 ⇨ 何色が何ヤードか確認が必要
- 線の数 ⇨ 1本=50ヤード、2本=100ヤード、3本=150ヤード、4本=200ヤード (例外あり)
- 植木 ⇨ 50ヤードごとに特徴的な植木が立っている
残り距離をヤード杭に数字で表記してくれているゴルフ場はわかりやすいですが、色や線の数、植木で表現しているゴルフ場は何色が何ヤードを示すのか事前に確認する必要があります。乗用カートの中にコースレイアウトブックなどがあれば、そこに案内があるはずなのでスタート前に確認しておきましょう。もしくはゴルフ場のスタッフに確認するのが手取り早くていいですよ。
ヤード杭はどこまでの距離を示しているか?
ヤード杭に表示されている残りの距離表示はどこまでの表示なのでしょうか?
表示の方式としては2通りあります。
- グリーンセンターまでの表示
- グリーンエッジまでの表示
まず確認しなければいけないのは、グリーンのどこまで表示されているのかという点です。方式としてはグリーンのセンターまでの距離が表示されている場合と、グリーンの一番手前(エッジ)までの距離を表示している場合があります。
また、2グリーンのゴルフ場の場合もう1点注意しなければいけないことがあります。コースの左右にヤード杭があり、コースの左側にあるヤード杭は左側のグリーンまでの距離を示しており、コースの右側にあるヤード杭は右側のグリーンまでの距離をしてしているということです。
ヤード杭がグリーンセンターまでの距離表示の場合
セルフプレーが主流になった現在では、ほとんどのゴルフ場でヤード杭にはグリーンセンターまでの距離が書いてあるのが主流です!
そのため、ピンをデットに狙っていく場合には、ピンがグリーンセンターから前後左右に何ヤードずれているのかピンポジションを確認する必要があります。ピンが手前にある場合はヤード杭の表示に合わせて打っていくと、ピンをオーバーしてしまう可能性があります。ピンがグリーンセンターから10ヤード手前にあるという場合は1番手下げる必要も出てくるのでピンポジションを確認しましょう。
ただし、プロよりも上手いと言われたアマチュアゴルファーの中部銀次郎氏も”グリーンのセンターを狙うのが基本”という言葉を残しています。であればピンポジションはあまり気にせずヤード杭通りの距離を打っていくことをお勧めします。
ヤード杭がグリーンエッジまでの距離表示の場合
最近は随分と減りましたが、キャディー付きプレーが主流のゴルフ場では今でもヤード杭がグリーンエッジまでの距離表示となっているゴルフ場がくあります。※グリーンエッジとはグリーンの1番手前の位置です。花道とグリーンの境目をグリーンエッジと言います。
ヤード杭の表示がグリーンエッジまでの場合、ヤード杭の表示にしたがってボールを打って行くと必ずショートします。ピンがグリーンエッジから何ヤード奥に入ってあるか計算した上で番手を選択する必要があります。ヤード杭がグリーンエッジまでの表示の場合は、ヤード杭の表示+ピンが奥まっている距離で番手を選択しましょう。
なんだか毎ショット大幅にショートするなと思ったので、確認してみたらヤード杭の距離表示がグリーンエッジまでだったなんてことは、初めていくゴルフ場ではたまにあるので、必ずエッジ表示か、センター表示かヤード杭がどちらの方式で表示されているか確認が必要です。
常にグリーンのセンターを狙った方がスコアに繋がる
先ほども紹介しましたが、最強のアマチュアゴルファー中部銀次郎氏であってもグリーンを狙うときは常にセンター狙いという言葉を残しています。ピンをデットに狙うことに躍起になるとミスショットの可能性も増えます。グリーンセンターを狙ってミスショットで多少ショートしたとしてもグリーンに乗ってくれる可能性が高いですが、ピンをデットに狙ってミスショットをした場合はグリーンを外してしまう可能性もセンターを狙った時と比べて高くなります。場合によってはバンカーやグリーン奥に外して難しいアプローチが残ってしまう場合もあります。
では、グリーンセンターを狙うときはどの様に距離を算出すればいいでしょうか。ヤード杭がグリーンセンター表示の場合が表示通りの距離を打てばセンターまで飛ぶので問題ありません。しかし、エッジ表示の場合は、エッジからセンターまでの距離を換算しないといけないので、ヤード杭の表示よりも大きめに打つ必要があります。そんな時カートに乗り込むと、ハンドル部分に当日のピンポジションが書いてある紙があります(通称:ピンポジ)。
このピンポジションの図を確認し、エッジからグリーンセンターまでの距離を見ます。次に、ヤード杭の距離表示に、エッジからセンターまでの距離を加え、番手を選んで打っていく。そうすればグリーンセンターを狙って、安全にスコアメイクしていくことができます。
まとめ
ヤード杭の表示についてはご理解いただけましたでしょうか?
ヤード杭が示している距離を確認する
数字の場合は問題ありませんが、色や、線の本数で残り距離を示している場合にはどの色や本数が何ヤードを示しているのか確認が必要です。
残り距離の表示方式を確認する
ヤード杭が示している残り距離がグリーンセンターまでなのか、グリーンエッジまでなのかスタート前に確認しておきましょう。スコアメイクの鉄則はグリーンセンター狙いです。ヤード杭がグリーンエッジまでの表示の場合、グリーンセンターを狙うにはピンポジション表を確認し、『ヤード杭に表示されている距離+エッジからセンターまでの距離』で番手を選択しましょう。
ボールがヤード杭のすぐ近くにある場合にはグリーンまでの残り距離が計算しやすいですが、ボールがヤード杭とヤード杭の間にある場合は歩測によって残距離を計算する必要があります。
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