ゴルフに携わる仕事がしたい。または、ゴルフ業界へ新規参入を考えていらっしゃる方向けに今後のゴルフ業界で高まる需要が高まる分野や、現在注目されている分野について紹介します。参入障壁が高いとされるゴルフ業界にいかにアプローチするかが鍵です。
参入障壁が高いゴルフ場
ゴルフ場への営業行為は昔から参入障壁が高いといわれています。元々ゴルフ場が殿様商売であったことを背景にゴルフ場に出入りしている業者のほとんどが顔なじみの業者です。新参者を嫌うゴルフ場業界に新規参入しようと思うとかなりのハードルが高いと言われています。うまく入り込むことができればいいですが、ゴルフ場業界は支配人会等の横のつながりが強いため、1つのゴルフ場で悪い評判が立つと、その評判は瞬く間に広がり、そのエリア一帯出入り禁止になることも珍しくありません。
ただ参入障壁が高く、売り上げの母数が限られているだけに大手企業はわざわざゴルフ場にアプローチしてきません。うまく入り込むことができれば未開の地を独占することだって可能です。
ゴルフ場の電球をLED電球へ
2020年に製造が禁止される水銀灯ですが、ゴルフ場のクラブハウスやレストランの電球はいまだに水銀灯が使われているところがほとんどです。将来的にはLEDへの変更が余儀なくされるので、ちょうど今ゴルフ場で水銀灯からLED電球への交換の波が来ています。現在ゴルフ場へは各業者がLED電球へ交換させるための営業行為を行っている真っ最中と言えます。
芝生・肥料
ゴルフ場の芝生はもともと日本の高温多湿の気候に合わないとされています。欧米の様に夏でも乾燥しているエリアならいいですが、高温多湿の日本では芝生の根が腐ってしまったり、日光によって芝生が焼けて白っぽくなってしまったり・・・。ゴルフ場は年間1億円前後のコース管理費を投入してコンディションを維持しています。
世の中の様々なものが品種改良によって日本の環境に適したものが生まれている中芝生だけなかなか改良がされていないのはなぜなのでしょうか?
答えは日本国土内における芝生の面積にあります。日本で芝生が最も使用されている場所はどこでしょうか?
ゴルファーの方はゴルフ場!と答えたくなりますね。でも違います。
答えは、高速道路ののり面です。ゴルフ場に使われている芝生は芝生を売っている会社からするとほんの一部なんですね・・・。ゴルフ場の芝生が日本の気候に適さないといわれる所以は、芝生を売っている&品種改良している会社にとってゴルフ場が大きなマーケットとして見られていないため、ゴルフ場向けの品種改良が進んでいないということが考えられます。
逆にとらえると、高温多湿に強い芝生へ品種改良が成功したとすると、ゴルフ場のニーズを一気につかむことができるかもしれません。
ゴルフ場集客コンサルタント
ゴルフ場の集客コンサルタントとはどのような仕事でしょうか。
ゴルフ場の集客方法は電話予約、自社WEB予約、ポータルサイト予約(GDO,楽天GORA)等に分かれます。ただゴルフ場はIT人材の不足によって各予約チャネルをうまく活用することができません。そのためWEB予約が優勢になってきた現在の集客環境ではゴルフ場側の集客行為が常に受け身な状態となっています。
各ゴルフ場はパソコンが使える人材を欲していますが、地方の雇用環境はかなり厳しくなかなか人材が集まりません。
またゴルフ場の支配人などの経営層には現在どのような人材がついているかというと、過去にゴルフ場の研修生やマスター室、コース管理課を経てゴルフ場内で出世した方々です。まともに経営感覚は有りません。となるとゴルフ場の集客施策自体何をやっていいかという知識が皆無な状況です。
そんな状況下にゴルフ場があるため、ゴルフ場集客コンサルタント業者がゴルフ場に入って支配人に変わって集客施策を進めているのが現状です。
あのトラックマンも苦戦したゴルフ業界参入
今でこそメジャーとなったトラックマン。ですが日本のゴルフ業界に参入する際かかなり苦労があったようです。もともとアメリカで生まれたトラックマンですが、日本のゴルフ場業界に参入する際に営業をかける宛が無く販売当初はかなり苦戦していたようです。
※トラックマン:特殊なレーザーを用いてゴルフボールの弾道を計測する機器
まだまだいろんな分野でゴルフ場は未開の地となっています。母数が限られているだけに大手企業が参入してくる可能性が低くスモールビジネス向きと言えるでしょう。何かゴルフ場業界へ働きかけてみたいアイディアや製品をお持ちでしたら営業をかけてみて下さい。また隠れた潜在ニーズが埋まっています。
もし参入障壁が心配な方はぜひ、お問合せホームよりご相談ください。