ゴルフ上達

【アイアンの方向性UP】100切りに近づく練習方法

アイアンの方向性を高めることで、100切り、90切りがグッと近づきます。ゴルフでは縦の距離感のミスよりも、左右の方向性のミスの方がスコアを崩す原因となるので、アイアンの方向性を高めるとスコアの安定感が増します。以下で紹介する練習方法をぜひ実践してみてください。

なぜ方向性が重要なのか?

アイアンショットで重要な要素は何でしょうか?
ショットを構成する要素をあげてみると以下のようになります。

  • 距離感
  • 方向性
  • 高さ
  • バックスピン量
  • サイドスピン量
  • 飛距離

色々な要素がありますが、100切りを達成するに当たって重要なのは方向性です。方向性がしっかりしていればOBや池に落ちる可能性が少なくなります。100切りを達成には微妙な距離感を求めるよりも方向性の安定感を高めることを優先させましょう。

コースに出るとなぜ方向感覚を失うのか?

練習場ではまっすぐ目標方向に構えられている人でも、コースに出ると誤った方向にアドレスをとっている人が多くいます。いったいなぜでしょうか。

それは、広くて物がない場所に出ると方向感覚を失うからです。練習場では隣打席とのフェンスマットの境目などを無意識に認識し目標に対して真っ直ぐ肩のラインを向けることができます。しかし、広いゴルフコースに出るといつもの目印(マットのラインやフェンス)がないため、方向感覚が狂ってきます。

そのため目標となる狙い所に肩のラインを正しく向けられる人はほとんどいません。2019年から禁止になりましたが、プロゴルファーでも毎ショット、キャディーさんに後方から確認させていますね。

とは言っても、僕らアマチュアゴルファーは毎ショットキャディーさんに確認してもらうわけには行きませんし、プロゴルファーほどの精度も求めていません。許容範囲内で正しくアドレスが取れるよう訓練しましょう。

アドレスの向きをチェックする

  1. 練習場やゴルフ場にゴルフ仲間と行って、後方から後ろからアドレスの向きをチェックしてもらう
  2. 写真を撮ってもらうとなお良い
  3. 正しい方向にアドレスを矯正してもらう
  4. 自分の感覚と、正しいアドレスの向きのズレを認識する

たくさんゴルファーを見ていると、目標方向に対し右を向きすぎているゴルファーが非常に多い傾向にあります。なぜアドレスで目標物よりやや右方向を向いてしまうのでしょうか?理由は大きく2つあります。

肩のラインを目標物に向けている

弓道やアーチェリーのように体のすぐ近くから矢が飛んでいく場合は、肩のラインを目標に向ければそこに矢が飛んで行きます。しかし、ゴルフの場合は体とボールが離れています。肩を目標物に向けるとボールは肩のラインと平行して飛んで行き目標よりも右方向へ飛んでいくという具合です。

視線をボールに落とした時に右を向く

初心者で多いのが、素振りの時は目標をみながら振っており、正しい向きで立つことができています。しかし、いざアドレスに入り前傾姿勢になってボールに目を落とした瞬間肩のラインが右に向いてしますのです。素振りをしていた足の位置とアドレスに入った時の足の位置がズレていないか確かめてみることでセルフチェクができますね。

ゴルフにおけるアドレスは、ボールと目標物を結んだラインと平行に肩のラインを向けるということをを覚えておきましょう。

方向性を高める練習方法

正しくアドレスを取ることの難しさやアドレスがズレてしまう原因について理解を深めたところで、いよいよアイアンショットの方向性を高める練習方法の紹介です。これは屋外の練習場(打ちっ放し)で簡単にできます。

練習場の打席はおおよそネットの中心に向いています。何となく打っていてもボールが中心に集まるようになっているので、ただなんとなく打っているだけでは方向性は身につきません。方向性を養うには、練習場のネットを持ち上げている鉄塔を利用しましょう!

https://images.squarespace-cdn.com/

写真の練習場の1番奥には7本の鉄塔が立っています。この7本の鉄塔を狙ってショットを打ちます。簡単と思うかもしれませんが、やってみると意外と難しいんです。練習場であってもなかなかアドレスが正しく取れません。この時も後方からアドレスの向きがあっているか誰かに確認してもらうのがベストですね。

  1. 左から1番目の鉄塔を狙うと決める
  2. その時のアドレスの向きをチェックしてもらう
  3. アドレスがずれている場合は正しい向きに修正
  4. 実際に球を打って打球の飛んでいく方向を確認
  5. 他の鉄塔に向かっても同じことを繰り返す

もし、1人で練習場へ行き、アドレスの向きをチェックしてくれる人がいない場合は、目標方向にアドレスをとった後、クラブを足のラインに合わせて置きましょう。置いたシャフトがボールと鉄塔を結んだラインと平行になっていれば、正しくアドレスが取れている証拠です。

まとめ

以上の方法で練習し、アドレスの向きを修正し、アイアンショットの方向性を磨きましょう。

100を切るには方向性がとても重要です。方向性を整えるにはインパクト時のフェースの向きなど、他にも大切な要素がありますが、まずは正しくアドレスを取れるようにすることがスコアアップへの近道です。

上記の方法なら自分1人でもアドレスの向きをチェックすることができるのでぜひ練習場に行った時は実践してみてください!

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